日本とカメラ産業

日本とカメラ産業

日本史の教科書に載っている肖像写真といえば、誰を思い浮かべますか?
坂本竜馬や西郷隆盛が有名ですよね。
実は、日本にカメラが伝わったのも、その頃なのです。
日本人によって初めて撮影された写真は、島津斉彬の写真でした。

 

幕末から明治にかけて、写真やカメラは外国から輸入するものでした。
上野彦馬や下岡蓮杖らは、外国人から譲り受けたカメラをもとに、写真の研究を始めます。
ベアトの門下生だった日下部金兵衛は、
日本の伝統産業である蒔絵や水彩画の手法を取り入れた写真集を製作し、
海外からも高い評価を受けました。
カメラは高級品で、ごく一部の人しか手に出来ないものでした。

 

1900年代初頭には、ようやく日本国内でもカメラが市販されます。
チェリー手堤用暗函といわれるものです。
当時はまだカメラの小型化がなされていなかったため、鞄ほどの大きさになります。

 

日本における小型カメラの先駆けは、ミニマム・アイデアになります。
1911年に製造されたこのカメラは、使い勝手の良さから瞬く間に人気を博しました。

 

当時のカメラ製作といえば、ドイツなどのメーカーを模倣することが一般的でした。
しかし、その流れは1930年代から変わっていきます。

 

ミノルタという国産カメラメーカーは、1929年にニフカレッタというカメラを発売しました。
海外はこの頃、35mmカメラの製作が盛んだったのですが、日本もそのあおりを受けます。
キヤノンの前身である精機科学研究所は、
1935年に初の国産35mmフォーカルプレンカメラを開発しました。
その後、ニコンやペンタックス、リコーといったメーカーが次々に誕生し、
カメラ産業は日本経済に欠かせない産業となったのです。
レンタルソーコの人気ぶりを見ていると、日本のカメラ産業にまだ伸びしろがあることが伺えますね。


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